ヤンキーと俺と恋と



・・
それは、頭の中から消去していたつもりだった。俺と愛美の関係は、いとこ。それ以上もそれ以下もない関係。家族にも似た感覚を、俺は抱いていた。



そう、思い込んでいた。



…校長室に飛び込んできて、校長を必死に説得する愛美。その必死さは、こちらにまで伝わる程だった。



その姿を見て、俺の今まで愛美に対して抱いていた感情が変化していくのがわかった。
そして今日も、その変わった感覚を抱き続けていた。



だが、今の今までその感覚の正体に、気がつかなかった。



愛美を見ると緊張する。


こんな事は今までなかった。新しい感覚。