…そう考えてみると、俺はいつでも愛美と一緒だった。
小学校の登校、下校…
中学校では部活に入り、下校は別々だったが、登校ではよく一緒になっていた。
そして高校でも…
愛美はいつでも一緒にいてくれた。
俺と同じ時間を過ごしてた。
男女が一緒にいすぎると互いの気持ちに気が付かなくなる、というどこかで聞いたような言葉が、ふと頭を掠める。
──…俺は愛美に対して、何か思ってる事があるんじゃ……
「…ねぇ中村くん、どうしたの?思い詰めた顔して…」
ユキが心配そうに聞いてきた。
「──ごっごめん!ちょっと考え事してて…」
慌てて答えた。

