──…そう言えば、昔もこういう事あったっけ。
小学生の時、母親が海外からのお土産としてくれた珍しい鉛筆を、学校のどこかに落としちゃって、学校中を探し回った。
教室から理科室、音楽室、図工室…何故か体育館まで…色んな所を駆けずり回った。
…思えば走り回って探すのは、その時から変わってないな。
思わず苦笑が漏れる。
──そして、気付く。
その時、一緒になって探してくれたのは…愛美だった。
愛美は一生懸命に探してくれて、最後に愛美が見つけ出してくれた。
俺が感動しつつ謝ると、笑顔で「気にしなくていいよ」って…

