ヤンキーと俺と恋と



「出来たばかりの遊園地に日曜に来るってのは間違ってたかもな。こう人が多いと身動きが取れねぇ」



二人が頷く。てゆーか龍の話す速度が心なしか早い気がする。



「そこで!二、二に別れて行動するのがいいんじゃないかと思うんだ」



愛美とユキの顔色を伺う。二人共予想通りの表情に変わった。



「その方が乗り物に乗れる可能性が高まると思う!歩人はどう思う?」



そう言って龍が俺を見てくる。こっそりと片目をウィンクしていた。




愛美を見た。複雑な表情をしている。四人で回ろうと提案したのは愛美だ。その提案が廃案となったのだから、当然かも知れない。



…だが…



俺は先ほどの龍との会話での、自分の気持ちを思い出していた。



"嫌な予感がした"




──…嫌な予感?




それは一体何に対しての…――



「──歩人!」