龍だ。龍が愛美達に聞こえないように小さな声で続けた。
「今回は愛美ちゃんの希望でダブルデートって事になってるが、こんだけ人多いと四人で行動するのにやっぱ無理があると思うんだ」
ふむ。
龍が続きを話す前に嫌な予感がした。
…まさか
「…で、だ。二対二に別れた方が効率がいいと思うんだよ」
やっぱり!
残念ながら嫌な予感が的中した。
「まぁ作戦通りだと思おう。それを今から提案してみるから、お前は賛成してくれ!」
作戦通り?疑問に思った俺だが、龍は俺の返事を聞かず、大声で喋りだした。
「ちょっとみんないい?」
龍の声に愛美とユキが龍を見る。

