ヤンキーと俺と恋と




謝る二人を見て俺は慌てて首を振る。




「いやいや、あんま気に」
「いや、俺達も今来たとこだよ!」




俺の言葉を切り、龍が爽やかな雰囲気で語り出す。



突然人が変わったみたいに話す龍。つーか俺達二時間以上前から集まってたよね!?全く無意味な二時間だったけど。



横の龍を見ながらひっそり心で毒吐く。



「それより日曜日と言うだけあってか人が多い。中に入りましょう」



…なんか急に紳士的になったな。なんで敬語なんだ?こいつ…緊張してたハズなのに、咄嗟にポイントアップを狙う事に切り替えたな…



これは…ヤバくないか…俺…?



エスコートするように二人を入口に連れていく龍。その後ろから俺は何故か焦燥感を感じながらついていった。