ヤンキーと俺と恋と





その声に俺と龍は振り返る。



…そこには、今まで見た事のない二人が歩いてきていた。



ボーイッシュな服装に身を包んだユキと、モダンな雰囲気を醸し出す愛美。モード系と言うのだろうか。とりあえず二人共スッキリした上着を着ている。
そしてどちらも遊園地の乗り物に乗る事を想定して、パンツを穿いている。スキニーのパンツが二人の足の細さを際立たせていた。




…俺と龍はしばらく二人の姿に見とれていた。

学校で見る姿と全く違う二人に、戸惑う俺。(恐らく龍も)

学校の制服は三割増しと聞くが、その私服姿を見ると制服姿に全然負けてないと思った。

むしろ…なんだ。

つまり、可愛い。




「ちょっと~見すぎだって!」




ユキが笑いながら言う。
その後に申し訳なさそうに呟いた。




「結構待ってたでしょ?ごめんね、もっと早く家出ればよかった」




言いつつ、ユキが手刀を切る。愛美も頭を下げて謝っていた。