ヤンキーと俺と恋と





「本当だ!じゃあ一応作戦名決めとこう!」




そう言って、龍が唸りだした。



…ファミレスで昼食もとらず、水だけで二時間近くもいて…正直店員は早く帰ってほしいだろうなぁ…


俺が近くを通りすぎた店員を見ながら、作戦名とは無関係な事を考えてると、ポンと手を叩く音が聞こえた。




「よし決まった!"大接近"だ!俺と愛美ちゃんが急激にお近づきになる、急激に接近する、つまり大接近するって事だ!どうだ!素晴らしいだろ!」



龍は満足げに鼻を鳴らした。



俺はおー、と感心する声を出したが、その接近する、という言葉が妙に引っ掛かっていた。