その後に校長は立ってどこかに行こうとした。 「まっ…待ってください!」 俺は反射的にそう答えていた。校長は顔をこちらに向けて驚いた表情をしている。 「これで終わりなんてあっけなすぎます。もっと話し合いが必要だと思いませんか?」 俺のその言葉に、校長は首を横に振った。 「いや…どれだけ話そうが一緒です。何も変わりませんよ」 校長はそう言った。確かにその様子から何か変わるとは思えなかった。