ヤンキーと俺と恋と






今日の授業後に、職員室へ来るように、と俺と龍は指示を受けている。恐らく…いや、完全に事件の処分についてだろう。





俺は初犯だからまだしも、龍はこれが三回目だ。





それに次に問題起こしたら退学、という条件を出された上での今回だ。





警察沙汰にまでなった今回の事件。正直言い逃れは難しい。





だが、龍を退学になんてさせるワケにはいかない。





言い訳だろうが屁理屈だろうが、何でも言い返すつもりだ。






…そして愛美。





今朝も変わらず、迎えはなかった。





そりゃそうだろう。今回の事で、愛美はさらに愛想を尽かせただろう。




話す機会がなく、もう愛美とどう接したらいいかわからない。





──ただ、一言だけ…



謝りたかった。





怖い思いをして、傷付いて…




今回の事は、もしかすると一生心の傷として残るかもしれない。





それのきっかけとなった俺が、謝ったところで、傷口を抉るだけかもしれない。




だけど…




自己満足なだけかもしれないけど、愛美としっかり向き合って、謝りたい。





それが今、愛美に対してある感情だった。