「…すいませんでした」 横で、龍がぽつりと零し、頭を下げる。 それを見て、俺も同じように倣った。 「まぁまぁ、無事だったなら良かったんだな。…無事、というワケでもないな。とにかく、今日はもう遅いんだな。この件はまた改めて話すとして、今日はもう帰るんだな。家族の方も心配しておられるだろうし」 そういうと、なんだなは両手をそれぞれ俺と龍の肩に優しく置いた。 「…はい」 なんだなの優しさが身にしみる。 今度からなんだなの話はちゃんと聞くようにしよう。 …できるだけ。