……だけどずっと心の中には壁があった。 俺はやっぱり使われてるだけなんじゃないか? ヤンキーのコイツにとって、俺は所詮道具の一つにしか見られてないんじゃないか? 振り払おうと思ってもずっと心の片隅に居座り続ける、猜疑心。 今までずっとその気持ちをひっそりと抱え続けてきた。 信じようと思っても、疑惑の霧が俺の前に漂い、迷わせる。 そんな自分が嫌だった。 …信じ切る事の出来ない自分が。