「気付けよ…。こんな事しても得るものなんかなんにもねぇんだよ」 無表情の中に少し翳りを見せ、冴島はタクマを諭す。 タクマはその言葉に反応し、怒りの感情を露わにした。 「あるんだよ!!テメェをボロ雑巾のようにすりゃ過去の失態も少しは忘れられるからな!!」 「また同じ事繰り返す気かよ。……前もそうやって仲間が……友達が離れていったんだろうが!」 冴島が語気を強める。 その様子にタクマは一瞬驚いたような表情を見せ、薄く笑った。