「…失望させてくれたよ。お前を必死に誘ってた自分がバカみてぇに思えたな。
…ま、いい夢見させてもらったよ。もはやお前に対してあるのは怒りと憎しみだけだ。感情のまま殴ればいいだけになった。感謝してるよ」
言葉通りの憎しみに、皮肉を加えてタクマは言った。口角がつり上がり、口元にいやらしい笑みを浮かべている。
「…不運だったなぁ。そんなダチや好きな子がいるから弱みができちまう」
タクマが俺と愛美に交互に目をやる。
「…そういう奴がいるせいで、完全無欠だったお前にも弱味ができる。それがこういう状況を生み出した原因なんだよ。そして皮肉な事にそれが一番俺をムカつかせた理由にもなってんだ」
俺たちが…原因……

