それでもなんとか立ち上がり、タクマは夜空を見上げた。
『…勝てるワケねぇだろ…クソ野郎……』
…タクマは勝負を挑む事の無謀さくらい理解していた。だが、どうしても知ってもらいたかった。
自分が、どれだけ本気なのかということを。
だが、その願望は儚く散った。
自分の本気を伝えても尚、冴島という男の意志は変えられなかった。
──無念さ。
──悔しさ。
そんな思いが塊となって自分の頬を伝う。
タクマはそれを拭うこともせず、その場に立ち尽くした。
──…数日後、タクマのチームは抗争によりほぼ壊滅状態となる………
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