タクマは赤い髪がなびくその後ろ姿にまくし立てた。 『……ならこんな事しなきゃいいだろ。大体俺は抗争がどうとかチームがどうとか、全く興味ない。人が必要なら他を当たれ』 『人が欲しいんじゃねぇ!お前が欲しいんだよ!!』 夕暮れが近付く校舎裏にタクマの叫び声が響く。 タクマは冴島の後ろ姿を睨み続けた。 暫しの沈黙の後、冴島が口を開く。 『……なら、諦めろ』 言い捨て、冴島は去ろうとする。 タクマは咄嗟に冴島の肩を掴み、 ──殴った。