ヤンキーと俺と恋と





───……





『──…頼む。俺らのチームに入ってくれ』





放課後の校舎裏。



そこでタクマは何度目かわからない頭を下げた。




その相手は、今や不良達の間じゃ知らない奴がいない程名の知れ渡り、“レッドウルフ”の異名を持つ男──冴島龍平。




『……しつけぇな。俺は誰ともツルまねぇ。何度もいってんだろ』




冴島の返答は相変わらずだった。




いつもならここで引き下がっていたタクマだが、今日は違った。




『あぁ何度も聞いた!だけどよ、今日は引き下がれねんだよ!…敵対してるチームとの抗争が近い。俺のチームは俺がこんな事してるせいか何人か離れちまった。もう時間がねぇ…どうしてもお前に入ってもらわねぇと困るんだよ!』