ヤンキーと俺と恋と





タクマの皮肉を込めた言葉に、周りを囲む連中が下品に笑う。



それでも冴島に動じた様子は見られない。




それが気に食わないのか、タクマの目つきが急に鋭さを帯びた。




「…とにかく俺はお前に煮え湯を飲まされてんだ。こんだけじゃ足りねぇ…もっと…!」




──ダァン!!




タクマはタバコを落とし、立ち上がって勢いよくタバコを踏みつけた。




「…もっと!!お前が絶望に満ちた顔を見ねぇと……安眠できねんだよ!!!」






コイツ…狂ってる…



異常な復讐心だ…



…おそらくこれはタクマのプライドからきているものだろう。



歪んだ感情が醜い形で外面へ出ている。それを表すかのように、タクマの表情はまるで悪魔のようだった。