蚊のような声をやっとやっと絞り出す。 すると愛美は目を見開き、俺を見た。 「…もういい……もういいよ……」 俯き、小さく呟く愛美。 ポタッ、と落ちた雫がコンクリートを濡らす。 ……なんだ…俺は…… コンクリートを濡らし続ける、愛美の涙を見て、俺は自分の不甲斐なさに激しい憤りを感じた。 ……なんなんだ俺は…っ!!