ヤンキーと俺と恋と




「なんだ?知らねぇのか?なんなら俺が使って試してや──ブぅッ!」




もう抑えが効かなかった。



怒りに任せた俺の右手の拳は、そいつの頬を的確に捉えた。



鈍い音が鳴り、デブは頬を抑えながらフラフラと後退する。



俺は不良達を見回しながら叫んだ。




「…お前ら…頭おかしいんじゃねぇのか!?こんな事してなんになるんだっ!!」




……




不良達の目つきが変わる。



デブは頬を抑えながら、凄まじい形相で俺を睨みつけてきた。



「…こいつ…殺してやる」




デブは今にも襲いかかってきそうな勢いだ。




「まぁ、落ち着けよタカシ」