「…あぁ?誰だてめぇ?」
不良の内の一人が訝しげに聞いてくる。
「ハッ!イトコ君じゃねぇか!」
金髪の──…確かタクマとか言う奴が、俺の姿を見て叫んだ。
「タクマ知り合いかよ?」
「いや、愛美ちゃんのイトコらしい。さっきボコッたのになぁ〜…来ちゃったか」
タクマはヘラヘラと笑っている。イトコという事を聞き、他の連中は俺に好奇の視線をぶつけてきた。
「へぇーイトコねぇ」
「なになに?助けに来たワケ?かっくいー!」
俺はそれらを無視し、タクマに向かって疑問を投げつけた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…