ヤンキーと俺と恋と

昼休み。




俺は愛美のクラスへ向かった。



昨日の出来事から一言も口を聞いてない愛美と対面するのは、正直躊躇いがあった。



話を聞いてくれないかもしれない。


避けられるかもしれない。



不安感は拭えなかったが、それでもどうしても伝えなければ。




考えながら歩いていると、ユキと購買へ向かう愛美の姿が目に入る。



俺は意を決して愛美へ近付いた。