学校に着き、クラスに入ると同時になんだなの攻撃は始まった。



「最近やっと遅刻せずに来るようになったと思ったらなんだな!?時間厳守は社会に出ても大切な事なんだな!気を抜くんじゃないんだな!」


「はい…すいませんでした」

「なっ!?……ま、まぁわかればいいんだな。席に着くんだな」



遅刻してた頃、毎回言い訳を並び立てていた俺のあっさりとした謝罪に拍子抜けしたのか、なんだなはすぐに説教を止めた。



席につくと後ろの葉が背中を叩いてきた。



「おいおいどーした?今日は愛美ちゃんと一緒じゃなかったのか?」



にやけ面で聞いてくる葉。


知らないのだから仕方ないとは言え、葉の言葉は俺の気持ちを沈ませた。


「……あぁ」

「…?…なんかあったのか?」



俺の様子から何かを察したのか、葉の顔つきが神妙になる。



付き合いが長いせいかこういう所には敏感だ。



「こらっ!私の話してる時におしゃべりするななんだな!」


なんだなの注意により、葉は「あとで話せよ」と身を退いた。