ヤンキーと俺と恋と




「──どうだ?君達のその小さい脳みそで理解できたかな?」




成長を見守る…?



覗きを正当化しようってのか…?



コイツら……




怒りが沸々と沸いてきたところで、冴島が口を開いた。



「……理解できねぇし……するつもりもねぇ……。
ただ一つだけわかった。…てめぇらは揃って最悪のクズ野郎だって事がな!!」



飛びかかっていこうとする冴島を俺は止めなかった。


こいつらは本当にクズだ。殴っても許される!というか俺が許す!



しかし男が冴島を制するように手のひらを前に出した。



「おっと!私に手を出さない方がいい。手を出せば私の隣にいる部下達が黙っちゃ──ぐぶらっ!!」



冴島は男を完全に無視して殴り倒した。


男は派手に吹っ飛び2〜3メートル程転がっていった。