ヤンキーと俺と恋と




「てぇんめぇぇぇるぁぁぁぁあああ!!!!」



雄叫びを上げながら冴島は覗きの連中へと突っ走っていく。



「!?」



連中は驚いた表情を見せたかと思うと、瞬時に奥のグラウンド側へ逃げ出した。六人くらいいる。



「逃がすかボケェェェェエエ!!!!」



冴島は一番近くにいた男を見事捕まえ張り倒した。




「てんめぇ…覚悟しや……」




そこで冴島は静止した。




「…お前……」