俺と冴島は声のした方を振り返った。 「…ん?葉じゃねぇか。お前部活なんじゃねぇの?ってか、なにが大変なんだ?」 俺達の目の前で急ブレーキをかけ、手を膝につき、息を切らしている葉に冴島は問いかけた。 「それがさ、…ハァ、ハァ…さっき部活の友達から大変な事聞いちまったんだ…」 「大変な事?」 俺達は葉の次の言葉を待つ。 「ハァ…ハァ…、それがよ、愛美ちゃんが…… 覗きの被害に遭ってるかもしれないんだ…」 ‥‥‥ 「なんだとぉぉぉぉおお!!!!!!?」 …それは冴島の怒りの咆哮だった。