それからしばらくは同好会活動ばかりの日々が続いた。
活動と言っても厳密に二人しかいない状況で、話す内容などに特別な変化はなかった。
冴島は何度か愛美と接触する機会があったが、この前の作戦があってから避けられている感は否めず、元々の印象も相まってか進展は望み薄だった。
それでも冴島は諦める気配など微塵も見せず、どうやったら関係を持てるか、俺と試行錯誤する毎日だった。
その間俺は俺で愛美にバレないように行動する必要があったので、細心の注意を払っていた。
その介あってか、まだ愛美にはバレてない…と思う。
…しかし青天の霹靂とも呼べる事態は急に訪れる。
それは5月も終わり、梅雨の時期に入り始めた時の事だった。

