と、俺は相変わらずの表情の愛美を見て閃いた。
「…なんだ?もしかして一緒に帰りたかったのか?」
バカにされ続けた俺はお返しとばかりにからかいに出た。
「えっ…ちっ…違うよ!」
動揺が見える愛美に対し、俺はニヤニヤしながら続ける。
「え〜?さっきあからさまに残念そうな顔してたのにか?」
バシッ!と顔面に鞄の攻撃が来た。
…ちょっとやり過ぎたか。
「違うって言ってるでしょバカっ!今日はユキと帰る約束してたんだもん!」
「いつつ…そりゃよかった」
俺は殴られた箇所を撫でながら歩き出した。
「んじゃまた明日!気ぃつけて帰れよー」
「あ…ねぇ歩人!」

