闇と深紅に招かれて~完結編~

カーシーは、片手のひらを上に向けた。

そこに、青い光が半球形に現われて。

既に無表情に戻ったカーシーが、その表面に、軽く息を吹きかけた。

直後、爆風がルカを襲った。 

後ろ向きにふきとばされて。


うわっ。
このまま地面に叩きつけられたんじゃ、体がばらばらになる。


けれど、ルカの体は、ふわりと何かに受け止められた。

思わずぎゅっと閉じていた目を、そっと開ける。

赤い。

目の前が真っ赤で。

体が宙に浮いている。

ゆっくりと、降下して。

ルカが体勢を立て直して、地面に足を付くと、それは弾けるように飛び散って、

代わりに、

「ここは私にまかせなさい」