闇と深紅に招かれて~完結編~

足元の地面がうごめく。

また、よけないといけない。

ルカの眉間にちらりとタテ皺が走る。

身を引いて、遠回りをする代わりに、ルカは地面を、剣で突き刺した。

地面を割って、伸びてくるはずの、水晶の柱が、動きを止めた。

カーシーが、眉を動かせた。

”おや”

と言いたげだ。

ルカは走り出した。

目の前の水晶が、枝を伸ばしていて。

走りながら、剣を振って、それを切り落とした。

それは、水晶の幹から離れても、消えない。

ルカは、飛び上がって、それを捕まえると、カーシー目掛けて投げつけた。