闇と深紅に招かれて~完結編~

エイジュは、カーシーと同じ、魔王だ。

トモグイもいいとこだ。

「彼の精神は弱く、彼だけなら、いつでも説き伏せて、命を投げ出させることができたんだが」

少し、顔に怒りが走る。

「周りにはいつも邪魔者がいるのだ。

この死神とサエコだ。

この二人のどちらかがいて、支えてしまうのだ」

カーシーは、椅子の端をつかんだ。

そこから、柱状に割れて、杖になり、手に収まる。

その杖の先を、地面に触れさせた。

ルカの足元がぐらついて、よろけると、そこから、鋭い先の、紫水晶の柱が、突き出した。