闇と深紅に招かれて~完結編~

カーシー

ルカの意識は反応した。

魔界へ落ちてきて、一番に関わったヤツだ。

悪食で、ルカを食べようと、呼び寄せた魔王だ。

「嫌だ。あいつに捕まったら、今度こそ、食われる」

「食われる?」

「うん。だって、あいつ」

ルカは説明しようとして、ハタと言葉を止めた。

今、ハントの唇は動かなかった。

そういえば、ハントの声ではなかった。

しかも、後ろからしたような。

ハントの目が、ルカの後ろを見た。

ルカも振り返った。