闇と深紅に招かれて~完結編~

ふと気が付くと、目の前が明るくて。

目を開けると、さっきまでいた、監獄の中だった。

「お前は?」

見ると、鉄格子の向こう側に、木をおもいきり雑に削って作ってなんとかヒト形にしたような、さっきのヤツがいた。

相変わらず、子供のような声。

「エンデ」

そして、こちら側にはエンデがいた。

木を巨大なカンナで削って作ったような、薄っぺらい木の紙を、手渡されている。

「ここにサインしろ。それで、あいつは釈放だ。契約には、正確な名前が必要だぞ」

エンデはルカを振り返ってちょっと笑うと、そこにサインした。