闇と深紅に招かれて~完結編~

何かにぶつかりそうな恐怖心と戦いながら、歩く。

怖い。

こんなに全くの闇なんて、多分経験がなかった。

おまけに、寒くて、静かで。

このまま、深い闇に、永遠にとらわれていくような、気にさせられる。

「ルカ。余計なことを考えるな」

エンデの声が、空間に響く。

不思議に、懐かしい感じを含んだ、優しい声。

その声が、怖さを一気に吹き飛ばしてくれた。