闇と深紅に招かれて~完結編~

急にベットがスライム状になって、自分の重みで沈み込んだ感じだった。

ルカの視界は今度は黒に包まれて、ゆっくりと落下して行った。

クヅハ達のことは一件落着したとはいえ、まだ、片付いてないことがいっぱいあるのに。

こんなところで捕まっている場合じゃないのに。

何でこんなことになるのか、さっぱりわからない。

わからないから、怖くなかった。

納得いかない。

絶対にそこから出てやる。

ぽとりと体が落とされた。

さっきと同じ、天蓋つきのベットの上。

違うのは、カーテンが一面だけ、開けられていること。

そしてその向こうには床と、開けた空間が見えた。

真っ暗な向こう側とこちら側を隔てて、鉄格子がはまっている。

部屋の一面が、丸ごと鉄格子になっているようだ。

ルカはベットを降りた。

赤い床は絨毯で、ベットの背後には大きな窓があった。