闇と深紅に招かれて~完結編~

「ルカよ、起きるのだ」

呼ばれて、ルカは、目をあけた。

視界いっぱいが深紅で、一瞬、ここがどこなのか考えた。

ここがどこかはわからないけれど、どういうところに自分がいるのかは、すぐに分かった。

血で出来たような真っ赤なカーテンに覆われている。

ここは、天蓋付きのベットの中だった。

ルカは身をよじって体を起こした。

自分が寝ていたベットの方は、真っ黒のベットカバーがかけられていて、ルカはその上に転がされていたようだ。

「ここは、どこ?」

声がしていた。

その声が返事を返すかもしれない。

そう思って訊いてみた。

「ここは、裁きを待つものの部屋だ」

「裁き?」