けれど、今度は、さっきと違い、 何も、襲いかかって来なかった。 ハムがルカとは格の違う魔王で あることがわかって大人しいの か。 とにかく、ルカもこれ以上傷つ ける心配はなかったようだ。 光が地面に向かって伸びている その先にたどり着くと、 光は、そこに寝ている体の上を そっと這い、全体に広がってク ズハの体を包み込んだ。 「クズハ、来たよ」 言うと、今度はハムの胸の辺り から、青い球体が、輝きながら 現れた。 思わず、見とれてしまうほどの、 きれいな光。