それを特徴に可愛く整った顔。 見とれるには十分な麗しさ。 けれど、誰だか分らない。 両腕をつかまれて、 目なんかのぞきこまれても。 「ちょっと待って、あんた、誰?」 彼は、ハッとした。 そして、 まじまじとルカを見ながら 一息ついて、ルカから離れると、 「ハム、だ。」 ルカの頭が一休息した。 え、と。 ハム? って、あのハム??