三日月<本編>

ライブに一緒行った相手は親繫がりで仲がいい1つ年上のユウちゃん。

高校生の時はハデめなギャルやったけど、今はキレイなおねえさんって感じ。
たまにゴハン行ったりすると、恋愛の話がつきひん。



今日もライブ終わりにゴハンを食べることに。

ちあきは拓也の話をした。


言われた内容ももらった指輪のことも。


「えー。・・・・それはちあきに気はあるやろ?」

「や、でもそういうことは何も言わへんし・・・何考えてるかわからん・・・」


「・・・メール、あんましやんようにしてみたら?
 いわゆる駆け引きやけどさ。」


「うんー・・・・・・・。」


「何も思わん女にさ、指輪あげやんやろー・・・
 めっちゃ仲よくなってる友達でもまだないとなるとさぁ・・・」



何か変わるかなぁ・・・・

そう思って、毎日級に送ってたメールを控えることに決めた。


<拓也ー>

から始まるメールをやめて、来るやりとりも

ある程度になると

<じゃあ、おやすみー>


切り上げるようにした。

今までちあきからメールを終わらせたことなんかなかった。



だって会話がなくなってしまっても

どっか繫がっていたいって思ってたから。

がんばって会話探したりしてたから。



何か変わるかなって


何か分かるかなって


そう思って


ちあきから距離をおいた。



他の女友達もそうしてみって言ったし。


好きなら向こうから来るもんやろうって。


それが普通やって。




拓也を好きになったちあきは恋愛の術をすべて忘れてた




数ヶ月前に別れた元彼と、そのもう一人前の人なんかは
ちあきがちょっと好きかもって思うと、「付き合って」
って言葉をもらったから正直、調子にのってたかもしれへん。


「恋愛なんかカンタンや」って。