--そうして僕は宇宙空間にいる・・・

それに宇宙探査局で採用しているロボットアームは、僕も開発に携わったものであり、操作の腕を評価されたというのはある意味当然のことだった。


今回推薦してくれたのは外ならぬ大宮先輩だし、
僕が宇宙飛行士になれたのは大宮先輩のおかげだ。



トラブルに遭遇した今、とても複雑な気分だ。

何より無事に帰って会いたいと思う彼女--千夏--に引き合わせてくれたのも、大宮先輩なのだから・・・