She and I・・・

「特に質問がなければ、いったん通信をおわります」
誰も答えなかった。

答えられなかった。

「艦長、最後にひとつだけ」

「乗組員の方々への精神的なフォローをくれぐれもよろしくお願い致します」

長官は深々と頭をさげた。

「まずは事態を把握してください・・・」

「・・・回線はいきています。大きな問題が発生した場合は呼び掛けてください」

その言葉を最後にモニターの映像はホワイトアウトして消えた。

静まり返った空気のなか、

「シフト以外の者は各自プライベートルームに戻って状況確認。随時交代してくれ」
艦長が命令を下した。

一同、
「了解」
と力なく声に出し、僕はプライベートルームに向かった。