数日後―

昼休み。

彗人とは相変わらずしゃべれないまま。

あの時は嬉しかったのにな~

ユキ「翠ちゃん。ちょっと来てくださる?」

??

「いいけど・・・」

そうして連れてこられた場所は空き教室。

けど、ここに来てからずっと雪ちゃんは

黙ったまま

「何?どうしたの?ねぇ、雪ちゃん」

ユキ「翠ちゃんは彗人の事好き?」

「えっ・・・?なんで?」

雪ちゃんは下を向いたまま

聞いてきた。

ユキ「あなた彗人に近づきすぎなのよ。」

「えっ?」

その声は、いつもの雪ちゃんの声じゃなく、

低い声だった