「もういい、神野もちゃんとした希望を書いて放課後までに提出しろ」 「はーい」 明かに生返事のユリ、絶対提出する気ねぇな 「あぁちょっと待て」 「「ん?」」 丁度職員室から出ようとした所で思い出した様に三原に呼び止められた。 「微妙な時期なんだが転校生がいるんだ、俺のクラスだから連れてってくれ」 ………この秋に入る二学期の微妙な時期に転校って、余程の訳ありか? ユリと二人待って居れば三原が転校生を連れて来たんだけど。 「「…………赤っ!」」 思わずユリと声がハモってしまった。