〜花魁〜



真っ直ぐ俺を見る大和



「今更、誤魔化したり隠したりするのナシやで?まだ、空が好きなんやろ?」



そう聞いてくる大和の顔が、真剣そのものやから
誤魔化したり出来ひんって思った……。



『……うん。』


「やっぱりな。」



ここで…さっきみたいに哀しい顔とか、険しい顔とかしてくれたら

まだ、楽だったかもしれない。



やけど[やっぱり]って言った大和の顔が、柔らかい表情やから

目頭が熱くなった。




「なあ…、さっきも言うたけど…空に会いに行ったらどーや?」


『まだ、会われへん―…』




そりゃ、俺だって会いたい――。

何回も会いに行こうって思った…。





やけど、そう思う度に

ある言葉が頭を過(よ)ぎるんや






「何で会われへんの?意地か?」



そう聞いてくる大和に、首を横に振って

『違う』

って、一言だけ言うと、難しそうな顔をした




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