〜花魁〜



━翌日━



微妙に開いたカーテンから覗く外の世界は

昨日までの天気と裏腹に、黒くよどんでいて

今にも雨が降り出しそうな勢い…。







「おはよ…」



左隣に寝ていた花が、寝ぼけた声で目を擦る



『おはよう!』




昨日は、目が覚めた時…花がいなくて

少し寂しいなって気持ちがあった…



それなのに、今は寝ぼけた花が隣にいる。

それが…少し照れくさい――。





目が覚めた時、隣に誰かがいるって

悪くないかも。







「天気…悪いね…。」


『せやなぁ…。ってか、出掛ける準備しよっ!!』


「雨、降りそうやで?」


『車やから大丈夫!!』







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