〜花魁〜




その後も「嫌や」の一点張りで、なかなか首を縦に振らない花――。



何でこんなに頑固なんや?



なんて…疑問に思いながら、このままじゃ埒があかない事に気付き…


ソファーに倒れ込んだままの重い体を起こし、無理やり花の頭をどかした。



「嫌やっ!」




普段の俺なら、花のことを

【面倒くさい女】

そう思ってるハズ。





やのに、面倒くさいどころか『可愛いな』って思ってる俺がいる……。



“きっと、空に似てるからやろう…”




『仕方ないなー。』



はぁー…、とタメ息を付け加えて勢い良く立ち上がると、床に座り込む花を…抱き上げた。




「きゃっ!嫌やーー。降ろしてっ!!」



そう言って足をバタバタさせる花は、見た目通り軽くて

腕の中にすっぽり収まる。




『暴れたら危ないで?笑』


「うん。お…重くない…?」






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