〜花魁〜




電車に揺られ、地元の駅まで向かった。



久しぶりに帰って来た地元…

たった一年、帰らなかっただけなのに懐かしく思える。



駅前の噴水には、相変わらずカップルが一杯いて

その先に見える安っぽいネオンのカラオケ店

何も変わってない。



『一年じゃ変わる訳ないよな〜。笑』



ブツブツと独り言を言いながら、待ち合わせ場所の居酒屋に向かうと

既に大和と貴史は来ていて、俺に気付くとアホみたいにデカい声だして手招きをして来る貴史。



「ひーかーるー!!」


『スマン!遅なった〜。てか、2人共めちゃくちゃ久しぶりやな〜』



少し会わない間に、2人共…老けた気がする。

って事は…俺も老けたって事やな。苦笑



「さぁ〜て、揃った事やし〜とりあえず乾杯しますかー。」



――カチン



『「カンパーイ」』




ギンギンに冷えたビールが喉を刺激して、思わず出た嗚呼に年を感じた。





.