もう一眠りしてから連絡しよう…って思った俺は
元あった場所に紙切れを置き、ピーンとシーツの張ったベッドに倒れ込んだ。
勢い良く倒れ込んだ反動で、今まで感じた事のない匂いが宙を舞う…
寒さで冷え切ったシーツは、冷えた体を更に冷やして行き【1人なんだ】って余計に思い知らされる。
手を伸ばし、無造作に足元の布団を引っ張ると…
――バサッ
綺麗に畳まれていた空のスウェットが虚しい音を立て、床に落ちた…
拾い上げたスウェットを、無意識に抱き締めても
薄っぺらい感触に、俺の空想は強制的に終わりを迎え
『アホらしっ、』
無理やり閉じた瞼は、呆気なく俺を眠りの世界へ誘(いざな)った。
――………
太陽が沈み始めた夕暮れ時…
目の前に制服を身にまとった空と、その隣には同じ制服を着た健也さんいる。
真っ白のワイシャツに赤いリボン、グレーのチェック柄の短すぎるスカートが印象的な空は…
健也さんと指を絡めて歩いていて、
その後をついて行く2つの影は、徐々に距離を縮めて行く…。
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