〜花魁〜




仕事そっちのけで花と色んな話で盛り上がる俺。


途中、奥から出て来た蓮さんが


「ちゃんと働けー」なんて言いながらも


まぁ、暇やからいっか♪と付け加え、3人で大騒ぎ。




良く考えると…こんなヤル気のない店が流行る訳ないやんな…。苦笑









――ゴーンゴーン









店内の片隅にあるアンティーク調の古時計が0時の訪れを告げる鐘を鳴らした。


こんなガヤガヤした店には合わない、その古時計は…蓮さんの思い入れのある物らしい…

詳しく教えてくれなかったけど…時計の鐘が鳴る度に、切なそうな顔をする蓮さんに…しつこく聞いたらアカン気がした。




『花ちゃん!!時間大丈夫なん!?』



いくらなんでも、女の子があんま遅くまで1人でいるのは良くないかと…



「…………。」


さっきまでの明るい空気が嘘かの様に、一瞬にして流れが変わる…。



『ん…?』



ゆっくりと俯くと…そのまま顔を上げない花は、初めて見た…あの日と同じ様に、何も話さなくなった。




俺…何かマズイ事…言っちゃったんやか…?








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