「お帰り〜!!」
「よっ、勝手に邪魔してんで〜♪」
うちの見慣れたリビングのソファーに、我が物顔で腰をかける大和と貴史の姿がそこにはあって…既に宴会が始まっているのか、テーブルの上には空き缶の山が出来ていた。
『ビックリした!!貴史も来てたんか。』
部屋着に着替えたくて、洗面所に向かおうとした時
「話あっから、とりあえず座れ。」
後ろから、大和の真剣な声が聞こえて来て…ドアノブまで伸びた手を止め、大和達の向かい側に座った。
『何?2人揃って真顔で怖いで?』
そう言って鼻で笑うと「無理に笑わなくていい」なんて言われる始末―…。
「遠回しに言うのも嫌やし、結論から言うけどな…うち、2人目出来たんだわ〜」
『うせやん?!ほんまに?おめでと!!』
2人目が出来たと言う大和の顔が、少し照れくさそうで…
治まっていた“羨ましい”って
嫉妬とか妬みが、俺の中で見え隠れした――。
「ありがとう…って、その報告に来たんじゃねーよ…。病院でな、ある人に会って…ビックリしてもーた……。」
『…ある人?』
俺に関係ある人なんかな…?
「うん。てかさー、過去の話と今の話…どっちから聞きたい?」
『ごめん。全くもって意味が分からん。』
ジーッと俺を見て来る大和と、普段はうるさい位やのに…ちびちびとビールを飲むだけの貴史。
2人の様子からして、大事な話なのは間違いないと思うけど…
「だよな〜。んじゃ、空の話からしてもいいか?」
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